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方言ていいですよね。

by 鍋坂樹伸

人と話してると。

ときどき仕事で県外へ出向く機会をいただく。

私はその土地の人と話すのが大好きで、いろんな話を聞きたくなる。

ご挨拶をすませてもしばらくは緊張気味に敬語で話し、周辺が標準語に近い言葉遣いやイントネーションの場合が多い。

過去のブログ(eye)で目を見るとその人の「人となり」を想像することを書いた。

人との距離を測るもう少しゆるい自分の物差しに、「方言で話しかけてくれること。」がある。

私が住む香川は日本一面積が狭い県だが、西と東では単語や語尾が少し違う。県外へ出向いたらなおさら。

ちなみに地元の方言は讃岐弁と言い、ざっくりとは関西弁。でも「なんでやねん!」みたいに語尾にネンを使わないし、言うとちょっと照れる。

先日、高知の方と電話でお話ししたときの話。

お会いする前にメールでやり取りをしていると方言は感じかったが、

忘れてた、抜けてたことを「ぬかってた!」と言われ、一瞬(?)となるものの、すぐに意味がわかり「あ、大丈夫ですよ!」と返事をした。

ふふふっ。

電話越しににやけながら、心があたたかくなる感覚を覚えた。

青森と宮城では。

宮城は石巻。親世代の男性とお話しさせていただく機会があった。

わかる単語をつなぎ合わせおおよそこういうことを言ってくださっているのだろうと必死で推測する。

どうしても意味がわからないときは隣にいる若い方に聞くという感じ。もはや外国語レベル。

青森では地元の方同世代三人と私とで四人で話す。話題は農業かスポーツ自転車のことだったと思う。

話が盛り上がり出すとみさんの会話のスピードが早くなり、頑張って聞いていたが聞き取れなくなり、再度聞き返すことも。

仲間だからこのくらいの方言で話しても、ちゃんと理解しているでしょうよ!と言われている気がして。

(私を受け入れてくれているんだろうな)と思うとうれしくて、うれしくて。

よそもんが!と思われてたら、いつまでも敬語で、いつまでも気を使われているだろうし。

何回か来ているんでしょ?

仲間だから、わかるべ!

みたいな空気感が本当に心地よい。

そういえば「方言はその土地の標準語。」

過去にこう言っている方もいたなぁと。

方言じゃない場合。

福岡、北海道、沖縄、愛知、大阪、兵庫、岡山、広島、東京でも同じこと。

東北以外のエリアでは、ほぼ会話に困ることはないので、方言も含めフランクに話してくれるかどうか。

私も話しかける場合、はじめは敬語で話をする。

こちらが仲良くなっているつもりでも相手はどうかわからないから。

話しかけられる場合、「心を開いているよ!」という気持ちが感じられると、フランクであっても決して不愉快とも無礼とも感じない。

その場合、基本的にはこちらの勝手な思い込みもあるだろうけど。

目を見て感じることは自分の視覚。

声を聞き感じることは聴覚。

受け入れられているか、受け入れているかを判断するにはやはり五感が頼りになる。

やはりこれは時間をつくり、会ってあらためてわかることが多いし、会うという行動に価値があるのだと思う。

自分の本業である広告写真撮影やディレクション、講師の仕事に共通する部分も多い。

撮影も登壇もライブ。

被写体やクライアントと対面しベストな答えを探すために判断し、動きを微調整する。

感じて動くと言う点では同じ。

今回の写真は。

先日、陶芸のワークショップに行った時のもの。

どこで生まれ香川に来たのかわからないその土に触れ、形をつくった。

予備知識を持たずに体験したからあとでこうやったらよかったかと反省。

(ま、これまでは素焼きに絵付けしかやったことなかったし。目的は息子の体験と言うことで。)

土を麺棒みたいな道具で均一に伸ばし、小皿みたいなものを作ったあと、アイスピックのような金属製の先の尖ったものでスパッと切った。

ただ、なんとなく。

誰か人との縁を切りたいと思ったのではなく(笑)、二人以上の人が協力することで完成する大切なコトやモノをこれからももっと創造したいと思ったから。

どこまでも続く葱坊主。

丸くやさしい人がたくさんいるようにに見えた。

まだまだこれから出会うであろう、みなさんのことを想像させた。

ワークショップの帰り道、思わず一枚。

今回は方言の話から陶芸体験まで、とある一日で感じた、「人とのふれあい」について書いた。

誰のことを思い浮かべて書いたかって?

そう、あなたのこと。

(なんちゃって。笑)

今回のブログは、縦書きができるg.o.a.tの新レイアウト「Numb」を使って投稿しました。

縦と横どちらがよいと言うことではなく、これまでとはずいぶん違う感じです。

仕事では紙のページものの、案件も多く受けていますので、私がブラウザでこんなことやっちゃってる〜ってなんだかくすぐったい感じもしました。

縦書き、書いてて楽しかったです!

みなさんもぜひ試してみてはいかがですか!

あと、こんなことを書いてるカメラマンに仕事を任せてみたいなぁと思われた方は、鍋坂樹伸宛にお気軽にご連絡ください。

この文章のような感じで、写真撮影やディレクションのお仕事をしています。

(最後だけですます調で書いてすみません。)

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